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「どこかが再開しないと復興の道は無い」能登町の旅館が決意の営業再開 食事処の一部はまだ復旧までに時間
およそ3カ月半ぶりにお客さんを笑顔で迎えました。
地震で被害を受け休業を余儀なくされていた能登町の旅館がきょうから営業再開しました。
職員:
「震災から3カ月と18日が過ぎてやっと再開することができた」
19日から営業を再開したのは能登町にある旅館、能登九十九湾・百楽荘です。
この旅館では、能登半島地震で客室の壁紙などに亀裂が生じていましたが修理が終わりようやく営業を再開することが出来ました。
能登九十九湾 百楽荘田保政紀支配人:
「気持ち的にはホッとしています」
しかし食事処の一部は地震と津波の影響で復旧にはまだまだ時間がかかります。
それでも食事の時間を細かくずらすなどの工夫をして営業再開することを決意しました。
能登九十九湾 百楽荘田保政紀支配人:
「やっていいものか葛藤はあったんですが、どこかが再開しないと復興の道は無いと思った」
社員全員が集まるのは震災後初めて。
中には今月配属された10人の新入社員もいます。
新入社員:
「頑張るしか言えないんですが、企業理念でも全ての方を幸せにするとなっているので幸せにできるように頑張りたい」
まちわびた瞬間が訪れました。
3カ月半ぶりの営業再開です。
輪島出身のこちらの男性。百楽荘を選んだ理由は?
客:
「誕生日祝いも兼ねています」「ゆっくり景色を観て、のんびり過ごしたい」