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海底隆起で漁ができない輪島港に仮の桟橋完成…地元は「ここからが始まり」と期待

能登半島地震で海底が隆起した輪島市の輪島港に仮の桟橋が完成しました。

能登半島地震の影響で海底が1.5メートルから2メートルほど隆起した輪島港では、漁船の底が海底に接触するなどしておよそ200隻ある船が漁に出られない状態が続いています。

このため港では海底を掘り下げる復旧工事が行われていてその一環で設置が進められていた仮設の桟橋が完成しました。

仮設桟橋は1基あたり長さ34メートル、幅4メートルのものを3つ繋げたもので船の乗り降りが出来るようになっています。

仮設桟橋の完成で現在、港に停泊したままになっている漁船を動かすことができるようになり、復旧工事が進むことが期待されています。

JFいしかわ輪島支所 上濱敏彦統括参事:
「船を港の外に出すための仮桟橋になります。ここができたことによって少しずつ船が移動できるので、ここからが始まりかなという所はあります。」

漁港では仮設桟橋をもう一カ所設置するほか地震で壊れた製氷施設や荷捌き場の復旧作業も順次行って行くということですが、漁の再開の見通しは立っていません。

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