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老人ホームの特殊詐欺で1450万円の被害

金沢市内に住む70代の女性が老人ホームの入居権をめぐる嘘の電話を信じ込み現金あわせて1450万円をだまし取られる被害にあったことが分かりました。

警察によりますと去年9月、金沢市内の70代女性の自宅に大手住宅メーカー社員と語る男から「老人ホームへの入居権があるので譲ってほしい」と電話がありました。

女性は入居予定が無かったため電話口の男に許可を出したということです。すると
そのあと、別の企業を名乗る男から「老人ホームの名義貸しは詐欺になる。キャンセルに1000万円必要。」と言われ、現金250万円を都内の指定された住所に郵送しました。

その後、さらに弁護士を名乗る男から「現金250万円を引き出した事で口座が凍結されるので預金を全額引き下ろし保管するように」と指示され更に、「供託という形でお金を保管するので預金を郵送して欲しい」と言われたということです。

これを受け女性は1200万円を指定された都内の住所に郵送しました。女性が男らと連絡が取れなくなったため家族に相談したところ、詐欺だとわかり警察に被害届を出しました。

警察は捜査に支障が出るとして指定された2つの住所が一致していたかなどは明かしていません。

県内で去年1年間に認知した特殊詐欺の被害件数は115件で被害金額は2億円以上です。このうち架空料金請求詐欺は 2番目に多い35件で約8500万円でした。

警察は、お金の話が出たら1人で対処せず家族や友人など身近な人、もしくは警察に相談してほしいとしています。

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