災害支援でも活躍…来年3月に任期終える自衛官対象の合同企業説明会 規律正しい人材揃い参加企業が増加中

09/04(水) 16:57

能登半島地震の災害支援でも活躍した自衛隊の隊員たち。来年任期を満了し県内で再就職を希望する自衛官を対象にした企業説明会が金沢市内で行われました。

「5番　高村崚介！」

金沢市内で行われた企業説明会。参加したのは20歳から30歳までの自衛官29人で、来年3月に自衛隊での任期を終えます。

一方、企業側は県内に本社や事業所を構える64社が参加しました。この企業説明会は毎年行われていますが、参加を希望する企業は年々増加しているそうです。その理由は…。

参加した企業：
「規律正しく責任感を持って訓練をされている人材に興味を持ってきょう参加させていただきました」

ここに参加する自衛官たちは最低でも2年、厳しい訓練や実務を行ってきました。その経験に価値を見い出す企業が増えているのです。

10年ほど前から自衛官を採用している企業：
「皆さんすごくチームワークを大事にしてやっているので各職場において横のつながりをちゃんと作ったりとか皆さんしっかりやってくださるので大変助かっています」

さらに今年の自衛官にはこんな特徴も…。

自衛官：
「人命救助と物資の運搬、それが終わってからは最後は給水支援と入浴支援等で災害派遣に行ってきました」

延べ114万人が派遣された　自衛隊による能登半島地震の災害支援。4日参加した自衛官の半数にあたる15人もこの災害支援に従事しました。

自衛官：
「最初はもっと都会で働こうかなって思っていたんですけど地元がちょっと危ういというところで地元に貢献できるような会社を選びたかったので県内で就職しようと思いました」

4日参加した自衛官はこの後、面接などを経て来年4月から新天地での一歩を踏み出します。