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能登半島地震で多くの人が病院に押し寄せ混乱した教訓生かす震度7を経験した志賀町で病院と消防が合同訓練

能登半島地震で多くの人が病院に押し寄せ大混乱となりました。こうした事態に対応するため、5日、震度7を観測した志賀町で、消防と病院が合同で行う救急訓練がありました。

「バスと車が衝突しました」「ケガ人がいます」

訓練は中学生18人を乗せたマイクロバスと車が正面衝突し多数のケガ人が出た想定で行われました。

「歩ける人いますか」

駆けつけた消防隊員は意識があるかどうか、ケガの程度などで、搬送の優先順位を決めるトリアージの手順を確認しました。

「今から搬送します」

そして、病院がスムーズに受け入れられるよう、患者の容態などを事前に共有し、重傷患者から病院に搬送しました。

「病院つきましたよ」「大丈夫?」

一方、病院ではけがの程度にあわせ対応するスタッフを割り振っていました。

志賀消防署富来分署 加藤保署長:
「消防も病院も人数が少ない大規模災害にはマンパワーが必要多くの人の力が必要」

町立富来病院 竹村健一病院長:
「現場の消防の情報で対応が変わってくる病院ついてからではなく事前の情報は重要通常の搬送時にもいかす」

能登半島地震では富来病院も被災しドクターヘリで町外の病院に搬送するなど想定を上回る被害で対応に追われました。町、唯一の公立病院として受け入れ体制を整えることの重要性を再確認し、今回の訓練に至りました。今後も定期的に合同訓練を行うことにしています。

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