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「大漁できたら…」輪島港でズワイガニ漁に向け出港 本格的な漁は能登半島地震以来10ヵ月ぶり

シケのため延期となっていたズワイガニ漁に向け7日夜、石川県内の港から底曳漁船が出港しました。輪島の漁師にとって本格的な漁に出るのは能登半島地震以来10ヵ月ぶりです。

11月6日の解禁以降2日連続で出港が延期されていたズワイガニ漁。輪島港では7日夜も風が心配されましたが話し合いの末、漁を行うことを決めました。本格的な漁の再開は地震以来10ヵ月ぶりです。

輪島市小型底曳組合 沖崎勝敏組合長:
「みんなドキドキしながら待ってたんやろうと思うけど。いよいよかなと思って。大漁できたらいいと思う」

決定の連絡を受け、待機していた漁師たちは一斉に漁に向けた準備を始めました。そして8日午前0時前、約30隻の漁船がズワイガニの初物を求めて沖へと出ました。輪島港では水揚げを行う仮桟橋のスペースが限られていることからメスのコウバコガニについては漁獲量を例年の半分以下に制限して漁を行います。このほか、金沢港や橋立港などでもズワイガニ漁が行われていて水揚げされたカニは8日夜にセリにかけられ、9日には店頭に並ぶ予定です。

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