
石川テレビニュース
ISHIKAWA TV NEWS
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北陸新幹線の金沢開業から10年 もたらされた“光と影” 観光客が増え各業界にプラスの一方で減った店も
秋末アナウンサー:
北陸新幹線が金沢開業の日を迎えたのはちょうど10年前のきょうです。その開業は100年に一度のチャンスと言われ、金沢の町は歓喜に湧き、その光が、その輝きが私たちの生活を大きく変えました。2025年3月14日、きょうも多くの人を乗せた北陸新幹線かがやき。きょうの東京発一番列車が金沢駅に到着しました。
開業当時金沢在住の利用客:
相当、みんなエキサイティングにしていましたし、私も楽しみにしていました。中間駅と終着駅って違うような気がするんですね。終着駅だったことというのが一つ大きいんじゃないかと思っていますけどね
金沢在住利用客:
よかったですね。便利になりました、遥かに。冬なんかは特に感じますね。金沢の魅力を上げるための努力をしていたんじゃないですかね。地元の経済界や地元の人たちがね
函館からの利用客:
新幹線で大宮で乗り換えして。言ったら怒られるけどグランクラスで来ますから、楽で。中でゆっくりできますからね飲み物はあるし、お弁当はあるし
秋末アナ:
金沢の街が作り上げてきたのは鼓門に象徴される『伝統と創造』北陸新幹線がもたらしたのは『光と影』。思い返せば、観光客の増加やホテルの建設ラッシュ、今や金沢の街中で外国語を聞かない日はありません。あれほどに待ち望んだ未来が、今私たちが生きる2025年です
10年前の3月14日。金沢駅は今までにない賑わいに包まれていました。
開業当日 金沢駅にいたタクシー運転手:
世の中が変わるくらいの、歴史的変化。めまぐるしく忙しくなって人の出入りもすごく多くなって
タクシー運転手:
関西弁がたくさん聞こえてたんですけど、がらっと標準語にかわって。売上で言うと2~3割増えましたね
客を目的地まで運ぶだけでなく「観光ガイド」を兼ねるタクシーも増えました。
観光ガイドタクシー:
近江町で寿司の食べ方とか、兼六園の優しい見方とか、ぺらぺらとしゃべりますんで。ありがとうと言ってはいただいています。これがないとおもしろくないですね
観光地も変化しました。
尾崎アナウンサー:
兼六園は平日にも関わらず多くの観光客の方が訪れています
神奈川からの観光客:
きょうは神奈川からです。新幹線一本でこれるので、来やすくなったと思います
東京からの観光客:
結構来ますよね
開業の年に兼六園を訪れた人は前の年よりも90万人以上増加。観光客が増えたことでこんな効果も…
兼六園そばで九谷焼を販売する野村右園堂3代目 野村桂子さん:
九谷焼という言葉を知らなかった方もいたのにそれがすごく広がっているなというのが
兼六園のそばで九谷焼を販売する創業100年の店。この10年で、伝統工芸の裾野が広がったことを感じています。
Q九谷焼の商品も増えました?
野村右園堂3代目 野村桂子さん:
アニメのコラボがすごく増えたのと、若手の作家の人がどんどん増えて面白い品物ができているのがおもしろいです
一方、観光客と地元客の共存が課題となってきた場所も…。「金沢市民の台所」近江町市場です。開業前と比べて、観光客向けの飲食店が増える一方鮮魚や青果を扱う店は減りました。
近江町市場商店街振興組合 石山博之事務長:
地元の方は観光客で混雑していると足が遠のいてしまうという傾向があるので、市場の良さをアピールしながら、例えば月に1回ですけど市民感謝デーという取り組みをしています
市場側は地元客向けに駐車場を無料にしたり、特売品を用意したりと地道な努力を続けてきましたが…
客:
今でも歩きにくい。すごいたくさんの人やもんね
観光客と地元客のバランスをどのようにしてとっていくかは今後も課題です。
石山博之事務長:
どちらも近江町市場にとっては大事なお客様なので皆様が安心してお買い物し続けられる市場であり続けたいなと