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能登半島地震と豪雨で被災のトンネル 夏頃の通行再開目指し新たなトンネル整備へ
地震と豪雨で通行できなくなっている石川県輪島市の中屋トンネルについて国は現在のトンネルを活用した上で新たなトンネルを整備する方針を明らかにしました。
輪島市にある国道249号の中屋トンネルは、能登半島地震で被害を受けましたが、トンネル内に追加でトンネルをつくり2024年9月に再び通れるようになる予定でした。しかし、その直前に奥能登豪雨が発生し、輪島市街地側の出入口付近の道路が地すべりで流されるなどして、再び通行ができなくなっています。こうした中、国土交通省は現在のトンネルを活用した上で山側に新たにトンネルを整備する方針を決めました。トンネルの総延長は現在のトンネルを合わせておよそ2.9キロメートルとなります。中屋トンネルの開通は2025年の夏ごろを予定していて、新しいトンネルが整備されるまでは仮設の橋を設置し走行可能にするということです。一方、珠洲市の逢坂トンネルは土砂崩れの被害が大きいため現在のトンネルの復旧は断念し、新たなトンネルを整備するということです。