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大関・大の里「1回で成功できたことはうれしい」全勝優勝は逃すも14勝1敗で横綱昇進を確実に

津幡町出身の大関・大の里は25日の千秋楽で横綱・豊昇龍に敗れ、全勝優勝は逃したものの14勝1敗で今場所を終え、横綱昇進を確実としました。
勝てば全勝優勝が決まる大の里。相手は不戦勝を除くと一度しか勝ったことがない横綱・豊昇龍です。
立ち合いで前に出て、土俵際まで追い込むも最後は豊昇龍の上手ひねりに屈した大の里。全勝とはならなかったものの横綱昇進を確実にする2場所連続優勝を果たしました。
大の里:
「(今場所は)落ち着いて相撲を取ることができましたし、自分の良さがたくさん発揮できたので良かったです。全勝優勝したかったですけどそれは叶いませんでしたしまた次頑張りたいなと思います」
夜には部屋がある茨城県内のホテルで祝賀会が開かれ、師匠の二所ノ関親方と共に4度目の優勝を祝いました。
二所ノ関親方:
「ようやく(部屋に)入ってやってきたことが少しずつ身になっているかなと思いましたし、2年間みっちり基礎運動から見直してそういうものが少しずつでき上がってきたかなと。精神的にもすごく強くなっているかなと感じましたね」
一夜明けた26日、大の里は部屋で会見を開き、改めて横綱昇進への思いを語りました。
大の里:
「15日間楽しんで相撲を取ることができましたし、歓声を力にじゃないですけど歓声を一切プレッシャーに感じることなく土俵の上に立つことができたと思います。
(横綱昇進の)正式な発表はないですけど(綱取りを)1回で成功できたことはうれしいです。
記者:横綱になることの実感は?
大の里:
「本当に全くないです。綱を初めて巻いた瞬間にわかるんだろうなっていう今でも不思議な感じです」