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お水とりの儀式から…金沢百万石まつり開幕『百万石行列』は利家公・石原良純さん お松の方・北乃きいさん
初夏の金沢を彩る、第74回、金沢百万石まつりが開幕です。初日の6日は、金沢の地名の由来となった金城霊澤で「お水とりの儀式」が行われました。
リポート:
「雅な音楽とともに今、行列が入ってきました。百万石まつりの幕開けとなるお水とりの儀式が始まります。」
今年で74回目となる「金沢百万石まつり」
金澤神社の境内にある金城霊澤では、観光客などが大勢見守る中、厚見正充宮司が柄杓で水をくみ上げ、唐櫃に納めました。
この霊水は、金澤神社の神前に奉納された後、午後に、尾山神社で行われる献茶祭で使われるほか7日と8日に行われる百万石茶会で展示されます。
観客は:
「すごい綺麗な空間があって厳かな雰囲気でとても美しかったです。」
「主人が金沢出身なので一度は見た方がいいよということで今日は来ました。すごい厳かで心が洗われるような感じで良かったと思います。」
お水とりの儀式に続き、成巽閣の前庭で行われたのは、「茶筅供養」
前田家によって茶の湯の文化が発展した加賀藩。使い古した茶せんを炊き上げ、感謝の心を伝えます。
リポート:
「午前中に行われたお水取りの儀式で汲み取られた水がこちらの尾山神社で行われる献茶祭でこれから使われます。」
午後1時。前田利家公をまつる尾山神社で始まったのは、金城霊澤の水を使ってたてた茶を奉納する献茶祭。
前田家が茶の湯を奨励した事から、百万石まつりで行われる百万石茶会の成功を祈って毎年、行われています。
献茶の儀を執り行うのは、宗和流の高川宗順さん。
関係者が見守る中、高川さんは、梅鉢紋の入った金と銀の茶碗に茶をたて、神前に奉納しました。
宗和流 高川宗順さん:
「(献茶の儀を務めるのは)2回目ですがあと何度この献茶ができるのかなと思いながらありがたくさせていただきました。(茶会が)長く続いていけばいいと思いますね。金沢の文化だから。」
百万石茶会は7日と8日、兼六園やその周辺6つの会場で行われます。
7日の百万石行列は、午後2時から金沢駅でオープニングセレモニーが行われ行列がスタートします。
このため、交通規制が行われます。
金沢駅前から武蔵が辻までは夕方まで香林坊や広坂は踊り流しがあるため、午後9時頃までは通行できませんのでご注意下さい。
今年の利家公役は石原良純さん、お松の方役は北乃きいさん。午後4時からは金沢城公園で入場祝祭が始まります。皆さんもぜひ会場に足を運んで盛り上げましょう!