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石川の企業が「TIME」のアジア版に掲載…BBS金明の先進的な取組とは?
特集チューモクです。こちらの雑誌をご存知でしょうか。国際的なニュース雑誌「TIME」のアジア版なのですが、今月、県内のある中小企業が掲載されました。国際的な注目を集める県内企業の先進的な取り組みを取材しました。
今月9日に発行された国際ニュース雑誌「TIME」のアジア版。日本経済を支える中小企業を取り上げた特集に掲載されたのは…。
ナレーション:
「BBS金明は日本の半導体産業が急成長する中で国内に強固な生産基盤を築いてきました。」
白山市に本社を構え半導体の生産用装置などを開発、製造する「BBS金明」。4代目社長の川原龍之介代表です。
Q サンダル履いているが…
「要は『じのまま』ですね。そのままです。そういうスタイルでずっと社長になってやってきているんですけどだからみんな社長って思っていないんじゃないかな」
「社長らしくない」が褒め言葉という、川原社長。今回TIME誌に取り上げられたことについては…。
「半導体という装置を立ち上げてこられたっていうのは先代の三代目の父親にあたるんですけども、それをやってこられた功績っていうのがこういう形で世界にも認められたっていうことですごく誇りに思う、素晴らしい先代だなっていうことを改めて思ったというのが正直な実感ですね。」
スマホやパソコンなどに使用されデジタル時代に欠かせない存在となった半導体。その半導体の製造過程で回路を写す土台となるのが円盤状の「シリコンウェーハ」という部品です。BBS金明が製造するのはこのシリコンウェーハの外側部分を磨く装置です。
営業技術開発部 炭光太郎さん:
「最初はここです。ここがVノッチのウェーハが凹んでいるのがわかると思います。目印です。ここを奥のパットに押し当てながら研磨する工程です。」
凹凸を滑らかにし細かいゴミが入り込まないように研磨する装置。世界的にもこの工程で使われる装置のおよそ8割がBBS金明の製品だということです。この繊細な技術を強みに売上高は2015年に21億円だったのが2024年には4倍以上となる86億円あまりに成長しました。
炭光太郎さん:
「我々の装置がなければ半導体が動いていかないという責任感を持って仕事に取り組んでいます。」
1956年に自動車部品などを作る小さな町工場としてスタートし20年前に半導体分野に参入したBBS金明。2015年に会社を継いだ川原社長ですが技術職の経験はありませんでした。
「先代は本当根っからの技術屋さんだったので、こうだって決まったらこうなんだっていうスタイルで僕も当然その下で一緒にやってきたわけですけども、その時にはジレンマというかそうじゃないだろうという葛藤もありながらそれが今、代が変わったことによって違う方法で経営をやりだしたっていうのは当然あります。」
先代のトップダウンの経営方針から社員の意見を尊重するボトムアップ型にシフトした川原社長。社員ファーストの考え方は働き方にも反映されています。
社員:
「体力測定を実施しようと思っています。立ち姿の特徴を捉えてこういう姿勢になってしまいますよというのを調べるために姿勢測定をします。」
社員数は100人。特徴的なのは委員会活動です。働きやすい環境作りや健康づくりのために活動する場でこれまで、スポーツジムに低額で通える取り組みや予防歯科にかかる費用の補助を実現しました。
社員:
「歯のクリーニングって行きにくいじゃないですか。都度お金もかかってしまうし。普段から歯の健康に気を付けることで病気予防になったりありがたいです。先輩とエイムに行きました」
Q だからそんなにムキムキ
「先輩から教えてもらって」
世界に誇る技術とそれを支える現場重視の経営スタイル。そんなBBS金明が目指す先は…。
「磨くっていう技術を使って新たなこの材料であり新たな産業のそういうところに入っていければいいなっていうふうに思ってるんですけども、そのものが実際なんだっていうのはまだ見えてないところもあって、そこはまた楽しみの一つでもあるなと思っています。」
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