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「明るく楽しく…」奥能登豪雨で甚大な被害を受けた石川県輪島市のクリニックが通常診療再開
7月1日で能登半島地震の発生から1年半となります。地震に加え、去年の奥能登豪雨でも大きな被害を受けた輪島市のクリニックでは浸水部分の修復が終わり30日から通常診療が再開されました。
小浦医師:
「ようこそ、ごちゃまるクリニックへ」
稲垣真一アナウンサー:
「いやー、キレイになりましたね!」
小浦医師:
「ただ綺麗になったってだけじゃなくて、ここに至るまでにどれだけの方々に、どんな思いを頂いてここに来ているかという、そういう輝きなんですよね…」
輪島市河井町のごちゃまるクリニックは、去年9月の奥能登豪雨による河原田川の氾濫で1m近く浸水。医療機器なども水没し、診療が行えなくなりました。
そのため被害を免れた二階で診療を継続。訪問診療を行いながら地域住民の健康を守り続けてきました。
9カ月余りに及んだ修復工事で、医療を提供する場に加え、住民の集いの場としても機能していたクリニックが復活しました。ちなみに、飾られているこちらのぬいぐるみや折り鶴は水害から救われたもの。実は…
小浦医師:
「在宅でお看取りをした患者さんたちの贈り物なんです。形見なんですよね、形見…。」
「(洪水で)流されなくて本当に良かったですよね。」
そして、30日…
リポート:
「ごちゃまるクリニックの通常診療再開初日。朝から多くの患者が詰めかけています。」
景水害から9カ月、小浦医師にとっての日常が戻ってきました。
小浦医師:
「(体に)恐ろしいことが起こっとるという訳じゃない」
患者:
「ないですか、私、余命いくばくもないのかと…」
小浦医師:
「命がこれで…とかそういうことは考えなくてよいです」
患者:
「とっても嬉しいです、また先生に診て頂けるという事で…あの地震さえなかったら…また変わってたのかなと思います。そんなことは言っても仕方がないし、現状で頑張るしかないですね。」
小浦医師:
「ここまで1年半ですけれども、とても大変な道のりを、私たちもそうだし、地域の皆さんも共に歩んできた。改めて感謝の気持ちを込めて、まずはやはり一人一人目の前の患者さん達と真摯に向き合う事、そしてそこから見える地域全体に対するまなざしも忘れないように…一生懸命やるのも大事ですけど、とにかく明るく楽しくやっていければと思っています」
輪島市の中心部にあり患者さんの様々な訴えに寄り添う「総合診療クリニック」であるごちゃまるクリニック。元の場所での診療再開は市民の皆さんにとっても心強いのではないでしょうか?
一方で小浦医師は、「長く続く仮設住宅暮らしによる 心理的ストレスが、様々な病気に繋がっていく」ことを心配していました。今後は「こうしたデータに現れない地域住民の健康の変化にも寄り添っていきたい」と話していました。
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