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記録的豪雨で川の水が逆流…金沢市が逆水門を遠隔操作するシステムを導入へ
先日の記録的豪雨を受け、金沢市は水が逆流するのを防ぐ水門を遠隔で操作できるシステムを初めて導入することにしました。
2日開会した金沢市議会。大雨被害の復旧費用など一般会計で53億7400万円あまりの9月補正予算案が提出されました。
村山市長:
「大雨時の初動体制を強化するため逆水門の遠隔システムの前倒しの導入やアンダーパスが冠水した際の侵入防止ゲートの設置にかかる予算を盛り込んでおり引き続き大雨への備えに万全を期してまいります。」
「逆水門」とは川の水が側溝に逆流するのを防ぐためのもの。市は先月の雨で伏見川から水が逆流した間明町2丁目の逆水門について、来年度以降に導入予定だった遠隔で操作できるシステムを今年度中に導入する予算を盛り込みました。
また、米泉町と千木町にあるアンダーパスには冠水時に車の侵入を防止するゲートを設置するということです。
村山市長:
「金沢市内では経験したことのないような大雨被害がありました。これによって明らかになってきた課題も出てきました。大雨・浸水被害がこれから起きた際になるべく被害にあわないための対策を講じていきたい。」
なお、来年春に行われる金沢市長選挙について村山市長は今議会で質問に答える形で意向を示すとしています。