来年の知事選と金沢市長選巡り…石川県議会の自民党会派から議員2人が離党の見込み 県連役員会で対応協議

12/19(金) 17:39

県議会の自民党会派から2人の議員が離党する見込みです。自民党会派はきょう役員会を開き田中敬人県議から提出された離党届けを受理するとともに喜多浩一県議に離党を勧告することを決めました。

県議会・最大会派の自民党はきょう県連の役員会を開きました。役員会は冒頭をのぞいて非公開で行われましたがそこで話し合われた内容は・・・下沢佳充自民党県連幹事長「喜多議員がかねてから山野さんを支援するような話をしておられました。これをいつまでも放置はしておけません。やはり離党勧告をせざるを得ないんじゃないかと」下沢幹事長によりますと喜多県議は来年3月の知事選において自民党県連が推薦する現職の馳浩氏ではなく前の金沢市長の山野之義氏を応援したいと下沢幹事長に伝えたということです。これを受け、役員会では喜多県議に対し離党を勧告する処分を行うことを決めました。この決定に喜多県議は…「自分から離党するという気は、まだ何も決めていないので」Q離党勧告を受けて山野さん支援は変わらない？「今さらもう変わりません。山野支援は変わりません」

また役員会ではもう一人、金沢市長選に絡んで離党する県議の話がありました。

下沢幹事長：
田中議員がですね、本日10時半頃に離党届を提出されました。その取り扱いについて役員会で図り、結論からすれば、粛々とその離党届を賜るということで、離党という運びになります

田中県議の姿はきょう最終日を迎えた県議会の議場にありました。田中県議は来年3月に実施される金沢市長選に立候補する意向を示していてあす正式に会見を開く予定です。一方、自民党の金沢支部は金沢市長選では現職の村山卓氏を推薦することを決定、これを受けて田中氏は自民党を離党して無所属で立候補するとしています。

田中県議：
これから無所属の議員として、しばらくは県議会議員としてがんばっていきますけれども、合わせて金沢市長選挙に向けて、しっかりと訴えをして市民の皆様方にご理解をいただけるようにがんばっていきたいなと思っています

金沢市長選には今のところ現職の村山卓氏と、共産党などで作る団体の中内晃子氏、世界平和統一家庭連合、旧統一協会の元会長、徳野英治氏が立候補を表明しています。