豊かな自然に囲まれた穴水町公立穴水総合病院
奥能登で地域医療を支えてきたこの病院は、かつて優良経営で自治大臣賞を受賞した。

その病院が今、医師不足によって大きな赤字を出し存続の危機に陥っている。

このままでは第二の夕張に・・・
町は病院再生委員会を立ち上げ、3年間の経営実績によっては病院事業からの撤退も辞さないという答申を出した。

 
 
横井克己院長(58)は、この地域に根ざした医療とは何かを常に考えている。
医師が抜けた穴をカバーするため外来や当直をこなし、週4回、訪問診療にも自ら進んで出かける。

高齢者が人口の3割を超える穴水町では、病院が近くても自力で通えない患者も多い。
 

医師不足は穴水町に限った話ではない。日本全国、例え大学病院であっても・・・。
このままだと日本の医療は崩壊すると院長の危機感は募る。

 
 

道下正光医師(48)は、8年前に穴水総合病院に赴任。
病院に就いた3日間で、病院職員の異様な空気を感じ取った。
それは、「自治体病院なら赤字の垂れ流しも構わない。経営努力はしなくてもいい」という、甘えた意識だ。

「この病院はいずれ潰れる」

過去に赤字の民間病院を建て直した道下医師は、直感でそう感じ取ったが、当時の職員には有り得ない話と笑われた。
しかし、その言葉は今現実のものに・・・。
 

番組では公立穴水総合病院に密着し、医師不足の背景や日本の医療が抱えている問題を取り上げるとともに、高齢者が多い穴水町で、ベストな地域医療とは何かを追求し、病院再生に向け奮闘する医師たちの苦闘を追った。

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