「火事を恨みます」日本三大朝市の一つ輪島の朝市で大規模捜索開始

01/09(火) 16:50

能登半島地震から9日目です。石川県内では死者が202人、少なくとも102人が安否不明となっています。地震後、大規模な火災が発生した「輪島朝市」で午後から大規模な捜索活動が始まりました。

リポート：
「午後1時過ぎです、警察官らが焼け跡に足を踏み入れました。これから捜索が行われます。」

大規模な捜索が行われたのは、能登半島地震のあと大規模な火災が起き、約200棟が焼失した輪島市の朝市通りです。

捜索は100人規模で、石川県警以外にも山形・富山・岐阜といった県警の姿が見られました。

朝市通りに住んでいた人：
「長いことのお付き合いですから悲しいですし、少しでもなんかの形で見つかって頂きたいなと思います。本当に火事を恨みます…火事さえなければとその一心です」


警察官はスコップで灰を少しずつ取り除いたり手で瓦やがれきを運び出したりして安否不明者につながる手がかりを慎重に探し出していました。

朝市組合の組合長によりますと、約190人の組合員のうち、この朝市通りで起きた火災のあとに安否が確認できた人は50人ほどに留まっているということです。

この捜索活動は今週いっぱいをめどに連日行われます。

また、県によりますと、県内では202人の死者が確認されていて、少なくとも102人が安否不明となっています。