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鮮魚コーナーに並ぶ「香り箱 極」がいよいよ販売再開へ…能登半島地震で工場被害受け生産停止
蒲鉾にもかかわらず、鮮魚コーナーに並ぶあの商品もまもなく店頭に並びます。
七尾市のスーパー。先週、待ちに待った商品が戻ってきました。
リポート:
「震災の影響で供給がストップしていたスギヨですが主力商品のロイヤルカリブが2カ月ぶりに販売再開されました」
手ごろな値段でどんな料理にもあわせやすいスギヨの看板商品「ロイヤルカリブ」。地震の影響で生産できなくなっていましたが、先週水曜日に販売が再開されました。
客は:
「独特の風味があっておいしいよね。きょう買って帰るわ」
「食べ続けてきたものですからありがたいです。ちょっとずつ以前食べていたものが食べられるようになるのはうれしいです」
どんたくアスティ店 山田葉さん:
「毎日のように「まだかな?」という問い合わせが寄せられていて(一度に)10個とか買う方もいたのでそれだけみんな待っていたんだなと感じましたね」
こうした中、工場を訪ねると…急ピッチで生産されていたものがありました。
そう、オスのズワイガニとメスのコウバコガニの良いとこ取りをしたスギヨの最高傑作「香り箱 極」の生産再開です。
能登半島地震でスギヨの七尾市にある3つの工場は大きなダメージを受けました。
スギヨ団地工場 村中健介工場長:
「給排水管がすべて被災しまして水が全く出ない状態でしたのでその復旧に大体2カ月を要しました」
地震による断水により生産が全てストップしたのです。
村中工場長:
「食品工場ですので洗浄や製品の殺菌に水は多く使いますので水は大切なものですね」
どの配管が壊れていて、どの配管が使えるのか…。1つ1つ確認する作業に2カ月かかりました。
村中工場長:
「水を工場側から流していきまして漏水している箇所を掘削して配管を修繕していった」
生産を再開できたのは先月29日。地震からおよそ2カ月で主力商品の一つロイヤルカリブの生産を再開しました。
村中工場長:
「ロイヤルカリブを見たときは本当に感動しました」
ロイヤルカリブの生産再開をきっかけに七尾の工場でしか生産できない「匠のカニカマ」や「香り箱 極」の製造も続々と再開しました。
村中工場長:
「全国の皆さんに弊社のカニカマを早く届けられるようにしていきたいというのと能登の復旧がアピールできたらいいかなと思います」
香り箱 極の出荷は再開していてまもなく店頭に並ぶそうです。なおビタミンちくわは、来月の生産再開を目指すと言う事です。