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戻っても職員は半数程に…地震で集団避難したグループホーム入居者と職員 19日に輪島へ帰還も課題は山積
能登半島地震でかほく市に集団避難していたグループホームが断水が復旧したことから今月19日に輪島へ戻ります。しかし、課題は山積しています。
グループホーム「ひなたぼっこ」は、能登半島地震でライフラインが寸断されたため、1月23日に輪島市からかほく市の施設へ職員とともに集団避難していました。
ひなたぼっこ 高橋美奈子副所長:
「今までと同じメンバーで過ごせているのでその点はみんな落ち着いているし安心して過ごしてもらっているかなと思います。」
ここで暮らす入居者は18人。毎日3、4人のボランティアの力を借りながら約3カ月を過ごしてきました。
しかし慣れない生活で…
高橋副所長:
「ここに来てからちょっとコロナが入ったりもしたしそんなんでちょっと認知症進んだなちょっと拘縮すすんだなという面はあります。」
輪島の施設の断水が解消され今月19日に元の施設に戻ると決断しました。
高橋美奈子副所長:
「桜はおとといぐらい満開やったから。でも八重桜には間に合うかな」
入居者:
「また見に行けたらいいね」
しかし、地元に帰っても課題はあります。
高橋美奈子副所長:
「今一番不安に思っているのはやっぱり人の不足。職員が減ること。応援も遠くなるのでどれぐらい入れるのか分からないし。」
地震前は20人いた職員も避難を余儀なくされていて、輪島に戻っても職員は半数ほどです。
高橋美奈子副所長:
「できたら長期に輪島の再建を一緒にしていただけるような方が来てくださると本当に助かります。」
能登の復興のためにはこうした福祉施設への手厚いサポートも必要です。
ボランティアや新規職員として力になりたいと言う方はグループホーム「ひなたぼっこ」まで電話をお願いします。
電話番号0768ー23ー1188