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地震発生から4カ月余り…農業用ハウスに4世帯11人で自主避難 今も仮設住宅へ入居できず「後手後手に」
地震発生から4カ月あまりがたった今も農業用ハウスで自主避難を続けている人がいます。
公的な支援がほとんどない中、どのように生活しているのか取材しました。
輪島市長井町(ながいまち)にある農業用ハウス。
秋末アナウンサー:
「失礼します、こんにちは」
ここで生活しているのが保靖夫(ぼうやすお)さんです。
自宅に大きな被害を受けた保さんは地震発生直後から自分が所有する農業用ハウスで、家族や近所の人4世帯11人で自主避難を続けてきました。
保さん:
「暖かくなってくるととてもじゃないけど温度ももちろん上がるし、まず5月いっぱいが(限界)自分の思いですけどそれ以上になると、梅雨どきになるともうダメだと思っているので…」
能登半島地震から4カ月あまり。
自ら「期限」としていた5月になってもここでの生活をしているのは仮設住宅にまだ入居できないからです。
保さん:
「当初からここで生活をしここでみんなで食事をして、寝泊りは白いハウスでしているんですけどもほとんどそれ以外は当初と何ら変わりはありませんね」
夜は、知り合いを通じて建ててもらったインスタントハウスで寝ていますが暮らしは変わりません。
心配していた「暑さ」は…
保さん:
「これから蒸し暑くなってここを開けたりすると虫とかね、環境も良くないし例えば蚊とかやっぱり心配になりますし環境的には悪くなる一方だと思うんですよね。これからがどこまで我慢してこうしてやっていけばいいのかも分からないというのが現状ですね」
輪島市からの支援物資は2月末で終了。
公的な支援がほとんどない中、民間のボランティアや知り合いなどに支えられ生活しています。
秋末アナウンサー:
Q2次避難しない?
保さん:
「このハウス自体が自分のなのと自分だけ行くというのも自分勝手かなと思ってとどまっているという感じ何というか・・・バラバラになるよりみんなでいた方がいいということでここでみんなで頑張るかということで…」
Q今望んでいることは?
「やっぱり仮設住宅がいの一番なのと(倒壊した家を)撤去しないと家を建てようにも建てられないしね。後手後手に回っているんじゃないかなという感じがしますよね」