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被災地の納屋にも戻って来る…石川県内各地の学校が『ツバメ調査』今年は地震の影響で全県では実施できず
10日から「愛鳥週間」です。全国で唯一、県内全域で行っているツバメ調査。今年は能登半島地震で能登地区の一部では中止されることになりました。
子どもたち:
「え!おるやん!」
今年で51回目となるツバメ調査。10日は加賀市の東谷口(ひがしたにぐち)小学校の5、6年生19人が近くの家々を回りツバメの巣の数などを調査票に書き込んでいました。
子どもたち:
「ツバメが来たら歓迎しますか?」
住民:
「来たら(歓迎)します。あれ来ると幸せになれるって言うもん。」
今月16日まで県内各地の学校で行われるツバメ調査。県内全域で行うのは全国でも石川県だけです。
児童は「ちっちゃいのとか大きいのがいたので全部大きくなってほしいです」とか「ツバメもあんまり飛んでいなかったけどツバメを歓迎する人がいっぱいいたのでこれからもツバメが増えたらいいなと思いました」と話していた。
今年は能登半島地震で能登地区の一部の学校で行えないため全県での調査ができなくなりました。
こうした中、能登町の納屋では…
住民:
「ここらに卵の殻がおちてるから(ひなが)かえってると思う」
毎年たくさんのツバメが巣をつくるこちらの納屋。親鳥が巣を作る様子が今年も見られました。
住民:
「今年多い。去年より多い。心配していたけど今でも6つか7つ座ってる。」
環境の変化で、50年前の5分の1程度にまで減少したというツバメ。地震があったにも関わらず戻ってきたツバメに住民も目を細めていました。
住民:
「去年来たツバメやと思うしうれしいというかホッとするね」