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能登半島地震の“災害関連死”を初認定 珠洲市・輪島市・能登町の計30人 石川県内の死者は260人に
珠洲市と輪島市、それに能登町は審査会の結果を踏まえあわせて30人を災害関連死と正式に認定しました。
地震後、避難生活に伴う体調悪化などで亡くなった人は災害関連死と認定されます。
県は市町と合同で5月14日に合同審査会を開きました。そして、その結果に基づき珠洲市と輪島市、それに能登町はあわせて30人を災害関連死と認定しました。
能登半島地震で災害関連死の正式認定は初めてです。
また各市町は遺族の承諾を得た上で亡くなった経緯を公表しました。
このうち80代の女性は近くの農業用ハウスに避難しトイレが使用できないため近くの畑へ行ったところ転倒し自力で動けない状態となって低体温症で死亡しました。
また、70代の女性は避難所生活で水分や薬が不足し、睡眠不足など心身に相当の負荷を生じて急性心筋梗塞で死亡したということです。
これで能登半島地震の県内の死者は260人となりました。