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「お饅頭は幸せな気になるから」朝市通りの火事で老舗和菓子店失った女性 公費解体開始で再起への思い強く

ようやく始まった輪島市朝市通り周辺での公費解体。
この日を心待ちにしていた女性を取材しました。

塚本さん:
「やったーと思います。ダンプ見ても。来てきてーって感じ。頑張れーって」

今朝、公費解体の様子を見に来た1人の女性。
朝市通りで和菓子店を営んでいた塚本民子(つかもとたみこ)さんです。

塚本さん:
「はやくがれきを撤去して新しい輪島を作りたい。平凡な毎日を生きたい」

5カ月間、この日を心待ちにしてきました。

塚本さん:
「重機の音がうれしい。まず。これで始まるなって。ほっとするのと、希望が出てきました。」

大規模火災で86年続けてきた店を失った塚本さん。

塚本さん:
「この姿みると涙が止まらないんですよね。大好きな輪島がこんななってるから悲しくて残念です」

2月には別の場所で店を再建しようとしましたが建物と設備を合わせると6000万円が  必要となることがわかり断念。

時間がかかっても朝市通りに再び店を構えることを決意し、解体の日を待っていました。

塚本さん:
「お饅頭ってね、幸せな気になるからこの味を継承していきたいなと思っているんです」

そして今日…
解体は塚本さんの店の数件隣から始まりました。
火災の後、店の中まではまだ入ることができていないという塚本さん。
店の解体が始まり中を見ることができたら前に踏み出せると感じています。

塚本さん:
「更地にしてスタートさせてもらってはやくまんじゅうつくりたい、作ってもらいたい。私は売りたい」

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