「当然のことをしました」被災地・輪島の高校生が倒れていた高齢男性を家まで送り届ける

06/19(水) 11:20

歩道で倒れていた高齢の男性を救助した輪島高校に通う男子生徒に警察が感謝状を贈りました。

輪島警察署の遠藤英之（えんどうひでゆき）署長から感謝状を贈られたのは輪島高校3年生の岸野　望（きしの　のぞむ）さんです。

岸野さんは今年4月の午後7時過ぎ、輪島市宅田町（たくだまち）の歩道で転んでうつぶせに倒れていた80代の男性を見つけました。
そして「大丈夫ですか？」などと声をかけながらおよそ600メートル離れた男性の家まで一緒に歩いて送り届けたということです。

岸野　望（きしの　のぞむ）さん：
「動けない様子だったので助けたいと思いました」
Q迷いはなかった？「なかったです。当然のことをしました。人を助ける仕事に興味がでてきました」

この男性は、家族から捜索願が出されていて警察は高齢者の安全を守るため仮設住宅などのパトロールを強化しているということです。