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陸上女子1万mでパリ五輪へ…金沢出身・五島莉乃の星稜時代の恩師「身長低かったが6年間体作りして飛躍」

陸上女子1万メートルのパリオリンピック代表に決まった金沢市出身の五島莉乃(ごしま・りの)選手。中学高校時代の恩師に喜びのメッセージを送っていました。

「本当にうれしい」と話すのは、五島選手の中学、高校の恩師親谷均二さん。親谷さんは、金沢星稜大学・陸上部の総監督です。

「自信を持って走れるように頑張ります」というメッセージをくれたのは、4日に陸上女子1万メートルでパリオリンピック代表に内定した五島莉乃(ごしま・りの)選手です。星稜中学から星稜高校に進んだ五島選手にとって親谷さんは恩師です。

親谷さんは、「中学1年の時はまだまだ身長も低かったですし、僕らも無理をさせないようにとゆっくり(成長を)見てきたつもりですが、本人の意欲がすごくてもっと練習させてくれと。食事制限を中学からする子もいるがそういうことは一切せずにお母さんの協力もあって体作りを中・高6年間体作りをしてくれて今こうして飛躍したんじゃないかな」と五島選手に対して親谷さんは、成績にこだわらず体作りに専念させたそうです。

それを象徴するデータがありました。

親谷さん:
「(星稜の)歴代の記録、3000メートル女子の。五島は3番目。5000メートルも。普通はオリンピックまで行く選手だから本来もっとやらせれば記録は出たはず。本人も言うこと聞いてくれてそんなに無理をしなかった。将来いくらでも伸びるんだからって。そういう面では素直。卒業してからでも伸びるという1つの例、選手の励みになるかなと」

2年前、石川テレビの取材に対し、五島選手は、「誰かの元気になれたらなって思いますね。私が走って何かを伝えられたらなって思います」と、話していました。

地元から巣立ったスターに恩師は、「自分の家から歩いて通える所に小・中・高があったので地元の子が地元でコツコツ頑張って日本代表になれるんだってこうして実践してくれて本当に嬉しい」と喜びを隠せません。

小学生の時、「オリンピックに出たいです」と話していた五島選手、見事、幼いころの夢を叶えました。

五島選手:
「走るからにはどんどん挑戦してチャレンジする気持ちを持って走りたい」
親谷さん:
「みんなが応援してくれる後押ししてくれることを感じるとあの子自身なお力を発揮できるタイプ。あの子の持ち味である積極性を出したレースをしてほしい」

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