修学旅行先で能登をPR…七尾市の中学生が被災した和菓子店の商品を大阪で販売へ 女将からおもてなし学ぶ

07/08(月) 17:43

七尾市では地震で被害を受けた店のPRに中学生が一役買っています。

「みなさんこんにちは」「こんにちは」

能登香島（のとかしま）中学校の生徒が話を聞いているのは120年以上続く老舗和菓子店の女将。9月に修学旅行先の大阪で、市内の和菓子や海産物を販売することにしたのです。

生徒が「震災後に商品の製造や販売で大変だったことは？」と聞くと、女将は「（工場など）特別傷んだところも少なく2000人の避難者に（お菓子を）配った」と話していました。
さらに生徒が「花月の商品に込められた思いは？」と聞くと、女将は「必ず歴史と文化が商品にうたわれている」と応えていました。

修学旅行での物販はこれで2回目ですが、今回は地震で観光客が激減している能登を　　　PRするという大きな目標があります。そこで教わったのが老舗店ならではおもてなし。

女将：
「40度くらいのあいさつ首振りではなくて・・・必ず笑顔、これ一番大事それからハート、心をお客さんに感謝を伝える」
生徒：
「七尾に来る人を増やしたい。今七尾は大変だけどいろんな人が協力して復興に向けて頑張っているからそういうところもいろんな人に知ってもらいたい」

生徒たちは今後、接客の練習を積んで9月に大阪の商店街で商品を販売します。