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営業再開に向け生き物たちが続々と「のとじま水族館」に里帰りへ

地震発生以来、休館が続いている七尾市の「のとじま水族館」。ボイラーや循環装置が故障したため水族館にいた生き物たちは全国9カ所の施設に避難していました。例えば、カマイルカは神奈川、和歌山、そして福井県。マゼランペンギンは、東京や新潟などその数は多い時で合計9種、63匹に上りました。
地震から半年、7月20日の営業再開を前に、続々と「里帰り」が始まっています。

坂井市の越前松島水族館(えちぜんまつしま)には日本(にほん)水族館協会を通してウミガメ8匹とカマイルカ2頭、ゴマフアザラシ1頭が避難しています。この内、10日はウミガメ8匹が、のとじま水族館に返ることとなり、飼育員が一匹ずつトラックの荷台に乗せていきました。

夏を迎えて水槽の水温が上がる中暖かい水温でも適応できるウミガメから我が家に帰ることになったと言うことです。

のとじま水族館飼育員:
「きょう久々に見たところ、みんな元気なようなのでうれしいという気持ちが一番。越前松島水族館だけじゃなくて 福井の県民の方々にも復旧・復興を手伝って   もらったところがあるのでその恩返しという形でオープンの時には、また元気な姿を見せられたら」

なお、アザラシは8月頃、イルカは秋ごろに帰るということです。

のとじま水族館は7月20日に営業を一部再開します。イルカ・アシカショーやジンベエザメの展示など人気イベントの再開は未定ですが入館料は当面、中学生以下が無料、大人も半額程度となり、能登のにぎわい創出に期待が持てそうです。

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