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始球式務めた珠洲市飯田高校の生徒「感謝の気持ちを」夏の高校野球石川大会開幕 44チームが甲子園目指す

甲子園を目指す球児の夏がいよいよ開幕、44チームによる17日間の熱い戦いが始まりました。

地震の被害を乗り越え裏方としてチームを支えながらきょうの大役に挑んだマネジャーを取材しました。

心配された雨もあがり、午前10時から始まった開会式。

前年度優勝の星稜を先頭に、44チームが堂々の入場行進を披露しました。

選手宣誓は七尾東雲の高山昴キャプテンです。

「今こうして生きていること野球ができることこの場所にたっていることに感動しています」。

開会式直後の第一試合に行われる始球式。

今年は12人の応募から抽選で選ばれた珠洲市の飯田高校3年、南芽依さんです。

3年間野球部のマネージャーを務めてきた南さん。

飯田高校は地震後グラウンドが使えず、練習がままらないこともありました。

Q1、2年のときと心境は…
南さん:
全然違う、当たり前にあった環境がなくなるっていうのは自分の中では大きかった

それでも被害が少なかったグラウンドの一部を使ってできることを模索しながら、練習に励んできました。

南さん:
支援してくれた人、ここまで野球させてくれた人とか今普通に学校に通える状況の中で、そういう人たちに感謝の気持ちを忘れずに一球投げたい

「南芽依さんによります始球式を行います」と会場アナウンス。

大役を勤め上げた南さんに、スタンドからは、大きな拍手が贈られました。

南さん:
3年生は今年最後で地震もあってなかなか思うように練習できなかったと思うが、相手がどこであろうと全力で今までちゃんとやってきたことがしっかり出せたらいいなと思う

南さんがマネジャーを務める飯田高校は7月13日の1回戦で、金沢西高校と対戦します。

決勝は日程が順調に進めば27日に行われます。

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