“全中サッカー”出場選手も…同じホテル宿泊の男女72人が下痢や腹痛等 ノロウイルスによる食中毒と断定

08/27(火) 17:45

今月24日までに金沢市内のホテルに宿泊していた72人が下痢や腹痛などを訴え、保健所はノロウイルスによる食中毒と断定しました。

食中毒が発生したのは金沢市古府（こぶ）3丁目のホテル1階にある飲食店「京都　銀（ぎん）ゆば」です。

金沢市によりますと今月24日、山口県の下関（しものせき）保健所から市内で開かれていた全国中学校サッカー大会に出場していた選手1人が体調不良を訴えていると市に連絡がありました。

市が調査した結果他のチームにも体調不良の選手がいることが分かり、宿泊先は全員、同じホテルでした。東京都や埼玉県の選手を含む飲食店で食事をした10代から70代までの男女72人が下痢や腹痛などの体調不良を訴えましたが、全員、回復傾向にあるということです。飲食店の従業員1人の便からノロウイルスが検出されたことから感染した従業員から何らかの形で食事にウイルスが移り感染が広がったとみられます。

市はノロウイルスによる食中毒と断定しこの飲食店を27日から3日間の営業停止処分にしました。またこの食中毒によるサッカーの大会への影響はなかったと見られるということです