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能登半島地震を経験…「人々を勇気づけられる看護師に」石川県七尾市で看護を学ぶ高校生たちの“戴帽式”
看護を学ぶ高校生にナースキャップを授与する戴帽式が七尾市の田鶴浜高校で開かれました。1月の地震を経験した生徒たちは、将来の看護の現場に特別な思いをはせていました。
県立田鶴浜高校の戴帽式。毎年、会場となっていた「田鶴浜地区コミュニティセンター」が被災して使えないため、今年は学校の体育館で行われました。式では赤島あけみ校長が衛生看護科の2年生38人に1人ずつナースキャップをかぶせました。
赤島校長:
能登半島地震や先月の豪雨全国の看護職や医療職など、多くの人に支えられたことを貴重な経験と捉えて欲しい
能登半島地震のあと、避難所でボランティア活動をしたり災害時の食事や消毒に関する知識などを学んだ生徒たち。真新しいナースキャップをかぶり、気持ちも新たにしていました。
本多暖琉さん・衛生看護科2年:
被災地の暗い落ち込んだ空気の中でたくさんの人を励まし元気づけていた看護師は希望の光だったと思う。私たちも人々を勇気づける笑顔ができる看護師に少しでも近づけるようにこれまでの学びを生かし、また患者さまの声をしっかりと聞き笑顔を忘れずに実習に臨みたい
生徒たちは10月7日から、七尾市内の病院で実習に入ります。学校によりますと、地震の影響で対面授業が再開されたのは2月半ばからで、現在も学校の第二体育館が使えないなど、地震の爪痕が残っているということです。