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「本当は選挙してほしくなかった」二重災害の被災地にも期日前投票所…豪雨災害から1カ月で黙祷

9月21日に奥能登を襲った記録的豪雨から21日で1カ月です。輪島市では坂口市長や馳知事が犠牲者に黙祷を捧げました。

輪島市役所では、午前9時半に坂口茂(さかぐちしげる)市長や職員が奥能登豪雨の犠牲者に黙祷を捧げました。また馳知事も被災者支援を強化する官民連携復興センターの開所式を前に黙祷しました。

9月21日の記録的豪雨では、14人が死亡し1人が行方不明となっているほか47人が重軽傷を負い、1487棟の住宅が全壊や浸水の被害を受けました。また能登半島地震の被災者が暮らす仮設住宅も222戸が床上まで水につかる被害を受けました。現在も32の避難所に391人が身を寄せているほか、43人が七尾市の旅館などに2次避難を続けています。

坂口茂輪島市長:
「何とか震災から応急的な復旧ができつつあって明るい希望も見えてきたところで豪雨災害、市民の多くの方が心が折れた、折れそうだと言うことを聞いた。全国の力も借りながら復旧復興を成し遂げて、より豊かで安心して暮らせる輪島市を作っていきたい」

こうした中、豪雨被害が深刻な町野地区では今月27日に投開票が行われる衆議院選挙の期日前投票所が仮設住宅の集会所に設置されました。

投票した人は:
「本当は選挙してほしくなかった任期まで満了してほしかった」

この期日前投票所は22日も設置されています。

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