地震後に福井の水族館へ避難…のとじま水族館に“帰郷”したカマイルカ2頭の展示再開 今も5頭が県外に

11/29(金) 16:45

能登半島地震の後福井県の水族館に避難し、のとじま水族館に戻ってきたカマイルカたち。29日から館内での展示が再開されました。

水槽の中で元気に泳ぐのはオスのカマイルカ、「ゴウ」と「ニッシー」です。11月19日、避難先の福井県にある越前松島水族館から帰ってきた2頭は、28日まで屋内プールで飼育されていました。泳ぎ方やエサの食べ方などのチェックを受け、血液検査の結果などからも健康状態が安定していることから29日から展示が再開されました。イルカの展示再開を知らずに訪れた家族連れは、悠々と泳ぐイルカたちの姿に見入っていました。

訪れた女性：
今日会えて本当によかったです。会えると思ってなかったので。無事に戻ってこれて、戻って来れるように準備してくれた水族館の人に本当に感謝

のとじま水族館　加藤雅文さん：
震災前ののとじま水族館にもどった1つ（の出来事）なので1つほっとできるタイミングが来たなとおもっています。屋内の狭いプールで泳いでいたので、ここの広いプールで泳いでるのを見て悠々と泳ぐ姿は見ててもいいなあと思います

水族館によりますと地震前に11頭いたカマイルカのうち、5頭が県外の水族館に避難していて、すべてのイルカが戻り次第イルカショーの再開を目指すということです。