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アルツハイマー病新治療薬『ドナネマブ』全国で初めて患者に投与 患者「体がよくなれば」金沢大学附属病院

アルツハイマー病の新しい治療薬として26日に発売された「ドナネマブ」が、さきほど全国で初めて 金沢大学附属病院の患者に投与されました。

全国で初めて新薬「ドナネマブ」が投与されたのは、軽度認知障害と診断された県内に住む70代の女性です。ドナネマブは、アメリカの製薬大手、イーライリリー社が開発した薬で、投与するとアルツハイマー病の原因物質を除去することができ認知症の進行を遅らせることが期待されています。

このタイプの治療薬では2023年12月の「レカネマブ」に続いて国内2例目の保険適用で、今回の投与が全国で初めてとなります。

患者:
新しいお薬使って体がよくなればうれしい

小野教授:
今燃え盛っている病気のところに直接迫るお薬ができたということで大きなパラダイムシフトが起こった。さらにもう一剤この年の年末から使えるようになったというのはうれしいことだと思うし少しでも患者さんとご家族の救いになれば良いなと考えている

ドナネマブは1カ月に1度の通院で点滴によりおよそ30分で投与され、2週間に一度の通院が必要なレカネマブよりも通院頻度は少なくて済みます。また原因物質を除去できれば投薬をやめることもできます。金沢大学附属病院は、脳神経内科に設けられている「レカネマブ専門外来」で専門医が患者をサポートします。

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