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1時間→30分に…輪島市中心部と町野町つなぐ国道249号一部区間の通行が再開 年内の全区間再開目指す
地震の被害によって広い範囲で通行止めが続く国道249号。このうち輪島市中心部と町野町までをつなぐ 一部区間の通行が5日、再開されました。住民たちの生活にどのような影響があるのでしょうか。
国交省担当者:
「午後1時、通行止めを開放します」
リポート:
「開通を待ち望んでいた住民たちが輪島市街に向かっていきます」
5日から緊急車両や地元住民に限って通行可能となったのは国道249号の輪島市町野町大川(おおかわ)と輪島市渋田町(しぶたまち)を結ぶ2.8キロの区間です。
地震による土砂崩れなどで通行止めとなっていましたが、国土交通省能登復興事務所が、隆起した海岸を活用して迂回路を設けました。迂回路の幅は5メートルの1車線のみ。車がすれ違う際には200メートルから300メートル間隔で設けられている待避所を使って道を譲り合う必要があります。
住民の生活にはどのような影響があるのでしょうか?
輪島市町野町でボランティアのサポートを行っている、住民の山下祐介(やました ゆうすけ)さん。これまで町野町から輪島市中心部に向かうには能登町の柳田(やなぎだ)方面を通るルートで1時間かかっていました。
山下さん:
「きょうはこれから市内の方に店があるので向かいます。前は柳田を取らないといけなかったのでここが通れると便利。思ったより走りやすい。」
車で輪島市町野町から市中心部までの行き来にかかる時間は1時間から30分に短縮されます。
山下さん:
「今までよりも気軽に行けるようになる。震災から1年のタイミングで復旧、これまで通れなかった道が通れるようなったことが復旧へのはずみになる。」
国道249号について国は年内にも通行止めが続いていた、約53キロ全区間の通行再開を目指しています。