災害対応を強化へ…馳石川県知事が危機管理監室を『危機管理部』に昇格させる考え示す 女性管理職の登用も

12/06(金) 16:30

県議会で馳知事は災害対応を強化するため県の危機管理監室を危機管理部に昇格させる考えを示しました。

県議会の代表質問。自民党の横山隆也県議は災害対応を行う県の組織体制の強化について馳知事の考えを質しました。これに対し馳知事は能登半島地震が発生した際の県の災害対応について検証委員会で検証を進めているとした上で次のように述べました。

馳知事：
県の災害対応のあり方を整理したいと考えている具体的には危機管理監室を危機管理部に昇格させるなど組織体制の強化を図りたいと思う

また避難所運営などにおいて女性の視点が重要だとして、危機管理部における女性管理職の登用についても2025年の人事異動などで対応する考えを示しました。一方、馳知事はおととしの移転後も金沢市本多町に残ったままの旧県立図書館の建物について2025年度から解体工事に着手すると明らかにしました。県では解体後の暫定的な利用方法を検討しているということです。

馳知事：
まずは暫定な利用として使う犀川が万が一の時の避難場所としても早く整備してほしいという声は聞いておりますそういった声にきちんと対応していただきたい

また隣接する社会福祉会館は今後、金沢西高校のグラウンドに移転する予定で、県では将来的にその跡地一帯を緑地化してにぎわいの創出につなげたい考えです。