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涙ぐむ被災者も…天皇皇后両陛下が奥能登豪雨の被災地をご訪問 避難所で直接お見舞いの言葉を掛けられる

今年9月の奥能登豪雨で被災し死亡した1人について17日、石川県は新たな犠牲者として計上し、これで死者は16人となりました。こうした中、天皇皇后両陛下が奥能登豪雨で被災した輪島市を訪れ、被災者を見舞われました。

17日午前、能登空港に到着された天皇皇后両陛下。能登を訪問されるのは約8カ月ぶりで今年に入って3回目です。

歓声「バイバーイ」

輪島市役所に到着した両陛下は坂口市長から被害状況の説明を受けられました。

市民:
「あ!バッチリほら!」「ほらいいがになったわ」「シヤッターチャンス言ってくれたおかげや」「私教えてん、はよ押してって言うて」
Q 写真にもバッチリ撮れました?
「それが撮ろうと思ってスタンバイしてたんだけど実際こうして見てしまって撮れてない(笑)この目に焼き付けて本当にね能登のことを思ってもらって」
「そこで買い物しとったらね天皇陛下が見えるよっていうのであーそうですかって言うて飛んできたわけやけどね天皇陛下の明るい表情を見て嬉しかったです」

そして9月の記録的豪雨で塚田川が氾濫し、甚大な被害を受けた久手川町へ。

両陛下は犠牲となった喜三翼音さんたち4人に深く黙礼されました。

その後、仮設住宅が浸水するなどし、今も51人が避難する輪島中学校を訪問されました。

天皇陛下:
「お身体を大切に。」

両陛下は被災者にお見舞いの言葉をかけられ、愛子さまについて話題が及ぶ場面や被災者が涙ぐむ場面もありました。

両陛下と言葉を交わした人は:
「床上このぐらい浸かりましたという話をちょっとしてご夫婦ですかと聞かれたので輪島は母ちゃんあっての父ちゃん父ちゃんあっての母ちゃんそういった話をしました笑っていましたけど。(地震と豪雨で)避難所生活が2度にわたっておりますって話をしましたそうですか、辛かったねというお言葉で。温かみのあるお声とまなざしで言葉をかけていただいて本当に元気をいただきました。」

最後に市役所を訪れた両陛下、災害対応にあたった警察官や自衛隊員などに労いの言葉をかけられました。

坂口輪島市長:
「車窓から大きな被害を見られて本当に地震・豪雨というのが続けて大きな被災を受けることがあるんですねという言葉が印象に残っていますしっかりとやっていかなければならないということをあらためて強く感じました。」

天皇皇后両陛下はこのあと能登空港から帰路につかれる予定です。

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