かほく市立宇ノ気小学校 (10月25日放送)
宇ノ気小学校の校門には郷土の誇り、世界的哲学者『西田幾多郎』の銅像があります。 西田幾多郎も宇ノ気小学校の卒業生。 宇ノ気小学校の創立は明治8年。 幾多郎の父が長楽寺の一部を借りて始めたといわれています。 そんな教育熱心な父に育てられた幾多郎は子どもの頃からとび抜けて成績が優秀でした。
13歳で故郷を離れた幾多郎の心には、いつも故郷の懐かしい山や川がありました。 幾多郎が想う故郷の風景が、校歌にも歌われています。 宇ノ気小学校では毎年、幾多郎の命日に近い日に、幾多郎の遺徳を偲んで「県学童話し方大会」を行っています。
宇ノ気小学校の生徒はその時期になると、幾多郎のおいたちなどが書かれた「寸志読本」を読みます。 “誠実勤勉”は幾多郎から宇ノ気小学校に書として贈られ、校訓となっています。 幾多郎の思いはしっかりと子どもたちの心に刻まれています。