輪島市立門前東小学校 (7月10日放送)
輪島市門前町。曹洞宗大本山総持寺のすぐそば、総持寺通りにある輪島市立門前東小学校は、4年前、七浦小、本郷小、櫛比小の三校が統合されできた学校です。
統合されたために通学地区は、広くなり、外浦の七浦小学校に通っていた子どもたちは、スクールバスで山越えして片道およそ16キロ、門前東小学校に通学しています。
門前東小ができた翌年、平成19年3月25日能登半島地震が襲います。
門前東小の子どもたちの家も全壊7軒、半壊15軒の被害。
門前東小は被災者支援のボランティアや自衛隊の拠点となり、この年の入学式は、5日遅れで行われました。
避難所から学校に通う先生や児童もいる中、式では、美しいふるさとを歌う校歌の歌声が響きました。
門前東小学校の校歌は、地元でバンド活動をする当時JA職員の酒井郷夫さんが、作詞、作曲。
酒井さんは、みんなに愛される校歌にしたいと、歌詞には統合された4つの地区の風景を歌い込んでいます。
酒井さんも自宅全壊という被害を受けながら、地震発生から5か月後、総持寺山門で「復活支援コンサート」を開くなど、地元を音楽で元気にしようと活動を続けてきました。
ふるさとを愛する酒井さんの思いが詰まった門前東小学校の校歌を酒井さんのピアノ伴奏で、全校児童110人が元気いっぱい歌います。
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