加賀市立山中小学校 (10月16日放送)
石川県の観光名所の一つ「山中温泉」。
「温泉と漆器の町」として山中の名は全国に知られています。
独特な節回しとして有名な「山中節」が校内から聞こえてきます。
特別授業で山中節の由来を勉強します。
山中で最も古いお寺、医王寺の住職、鹿野さんが先生です。
「北前船の船頭らが疲れをとるために山中のお湯につかりながら追分をうたっていました。それがいつしか船頭たちと温泉の世話をする女性たちの歌のやりとりになり山中節が誕生したと言われています。」
お湯の中から生まれた山中節。
子供たちは、温泉地ならではの歴史があることを学びます。
校歌の歌詞にも、いでゆの里を囲む美しい景色や音、伝統がおりこまれています。
山の中に響き渡るような美しいメロディ。
作曲は合唱指揮者として東京で活躍した辻正行さん。
山中出身の辻さんも“ふるさと”と言えばまず「温泉」を思い出したのではないでしょうか。
山中小の子供たちは学校から戻ると友達と総湯へ行くのがお決まりです。
お風呂ではみんなでなかよく温泉につかったり、お兄ちゃんが弟の身体を洗ってあげています。
歴史ある湯の町で育つ子供たちにはぬくもりが自然に溢れています。
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