石川テレビ「あの日からの贈り物～小学校歌を訪ねて」

　 穴水町立向洋小学校　（４月２３日放送） 　

やぐらの上から魚の動きを見張る伝統のボラ待ち漁で知られる穴水町中居湾。
この穏やかな海を望む高台に「穴水町立向洋小学校」はあります。

向洋小は、平成２０年、穴水町南部にあった４つの小学校「兜」、「鹿波」、「諸橋」、「住吉」、がひとつになって誕生しました。

校区が広くなったため、児童の３分の２以上が、路線バスを使って登校しています。中には１時間ほどかけて来る子もいます。

校舎は住吉小学校のものをそのまま引き継ぎましたが、みんなで使う教材や運動用具など校内にある備品は、それぞれの学校から持ち寄って、今も大切に使っています。

子どもたちは卒業するまでに、鹿波の太鼓や沖波のきび団子作りなど、それぞれ４つの地域に根付く伝統文化を体験して、お互いの地域への理解を深めています。

４つの里の子どもたちが仲良く元気に育ってほしいという思いが込められた校歌を、７４人の全児童で元気に歌いました。