能美市立福岡小学校 (9月24日放送)
黄金色の広大な田園の中を、子どもたちは歩いて登校します。
ここは、能美市の西部7つの町で作られる能美市立福岡小学校の校区です。 古くから農業が盛んな地域でした。
その中でも、新しい住宅が立ち並ぶ福岡町に、小学校はあります。
明治10年、道を啓く(ひらく)と書いて「啓道(けいどう)小学校」として 始まりました。
「自らの道を進んで切り開いていってほしい」そんな思いが込められたと いいます。
今の学校にも残る「啓道」の文字。
昭和4年に作られた校歌には、
「道を啓く」という表現で登場します。
自ら進んで取り組むことを大切にしている福岡小の子ども達は、
一風変わった掃除をしています。
その名も自問清掃。 掃除の時間は一切しゃべりません。 自分の心と向き合いながら、周りとうまく協力し合って、 掃除に打ち込むためです。
また、それぞれの意思を尊重するため、やる気がわかない時には、無理に 掃除をせずに、邪魔にならない場所に座って自問することになっています。
自問清掃を通して、自ら行動する力を磨く子どもたち。
福岡小には、創立から130年以上経った今も、
道を啓く、「啓道」の精神は受け継がれています。
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