石川テレビ「あの日からの贈り物～小学校歌を訪ねて」

　 珠洲市立直小学校　７月２８日放送 　

珠洲市立直小学校の給食の時間です。
直小学校では子どもたちの行儀を良くするため
全校児童が給食を正座でいただきます。

直小学校は地元の学校や病院、それに商業施設が集まる珠洲の中心部、
野々江町にあります。
過疎化が進む奥能登にあって、唯一児童数が増えている小学校です。

市中心部から通学する子どもたちが大半ですが、
石川県の最北端、狼煙岬から
バスで通学する子もいます。

今年で創立１３７年目を迎える直小学校は、平成１７年に旧日置小学校と統合しました。
統合の際は校区が隣接する正院・みさきの２つの小学校に分離統合する案がありました。
ところが、旧日置小学校の保護者の大半が直小学校校区の職場に勤めていることから、
住民の意向で、直小学校と統合することになりました。　
　
バスでおよそ３０分、外浦から山あいを抜けると、
校歌冒頭に歌われる妙見山が見えてきます。

夏休みを前にしたこの日、学校のすぐそばにある
海岸で全校海水浴が行われました。
　
かつて塩田が広がったこの海岸は長浜として、
現在も親しまれています。

ふるさとの自然と子どもたち。校歌の理想がここにあります。