「二重反転プロペラ」という、主に船舶で使われているが、飛行機としてはまだ例をみないプロペラ機構がある。その特殊な機構にこだわり、鳥人間コンテストに挑戦し続けているKIT夢考房人力飛行機プロジェクト。今年の鳥人間コンテストの指揮をとったのは、機械システム工学科4年
4年生の小倉英寿さんだった。
彼は、二重反転プロペラの魅力に取りつかれ、4年間プロジェクト活動に没頭してきた。 ―実用性のないものを実用的にするのが技術だーと言った先輩の言葉を心に刻みながら・・。
大空を鳥のように飛んでみたいという人間の大いなる夢の大会に、今年の夏も出場したチームの姿を紹介するとともに、人力飛行機への強い思いを、今度は後輩へつなげるべく、動き始めている小倉さんの次なる研究をとりあげる。
|