第263回(11/27放送)
自然エネルギーなど環境系に関心をもち、宮城県から進学した守屋 三登志さん。授業や夢考房風力発電プロジェクトのメンバーとして活動する中で、GPSやGISへの興味が高くなり、鹿田正昭教授のもとで研究に取り組んできました。 現在のテーマは、高精度なGPSを使って得た情報を、国や自治体が保有する地図に即時更新するシステムについて。 よりスムーズな更新方法が確立できれば、工事や災害などの情報をいつでも誰でもリアルタイムに入手することができるというものです。 KITでの様々な経験を糧に、来春、志望していた航空測量会社で社会人としてスタートをきる守屋さん。
11月27日の放送では、国内外を問わず、積極的に参加して高い評価を得てきた学会での様子を交えてご紹介します。
第262回(11/20放送)
11月のある夜、700年余りの歴史を刻む羽咋市の妙成寺が幻想的な光に包まれました。 能登半島地震復興キャンペーンとして開催された「光の回廊in妙成寺」です。数々の重要文化財が立ち並ぶ境内を灯りと音楽で演出した空間は、人々の心に癒しを与えてくれました。 ライトアップを担当したのは、4年 望月 衆太朗さんをはじめとした金沢工業大学建築系の学生たち、およそ20名です。建物が本来もっている良さを壊さずに、調和のとれた空間を創り上げるにはどうすればいいか・・・。 本番当日、点灯の時間を迎えるまで彼らの懸命な作業は続きました。
11月20日の放送は、美しい光に彩られ訪れた人たちを魅了した五重塔など、妙成寺のライトアップの様子を望月さんたちの思いとともにご紹介します。
第261回(11/13放送)
学生たちの自由なモノづくりの空間、「KIT夢考房」。ここには現在、14のプロジェクトに、学科や学年の枠をこえたおよそ400名の学生が参加しています。 そして、「つくれるものは全て自分たちでつくる」をモットーに、予算管理から設計、製作までをすべて学生主体で運営しています。 そんなプロジェクト活動の一年の成果を、企業をはじめ学内外の人たちに紹介する「夢考房プロジェクト発表会」が、今月21日に開催されます。
11月13日の放送では、夢考房プロジェクトをまとめる運営委員会のリーダー、3年 新山 浩酉さんが、自身の経験も交えて夢考房の魅力を紹介します。
第260回(11/6放送)
10月、1リットルのガソリンでどれだけ走れるかを競う「Hondaエコノパワー燃費競技全国大会」が栃木県で開催されました。大学チームが出場するグループVで、リッター1691.772kmを記録し、122チームの頂点に立った夢考房エコランプロジェクト。 レース終盤、突如襲った接触トラブルを見事立て直しての完走。広島で行われた大会に続くクラス優勝です。しかしメンバーたちに会心の笑みはありませんでした。 順位よりも記録。あくまでも彼らの今回の目標は、先輩たちが残したリッター2487kmを、学生初の自作エンジン搭載車輌で超えることなのです。
11月6日の放送では、車載カメラが捉えた衝撃シーンとともに、チームの目標達成へのこだわりを車輌開発メンバーの一人、西 洋平さんのインタビューでご紹介します。