KIT建築系の学生たちが取り組んでいた金沢城辰巳櫓の20分の1の模型が昨年12月に完成しました。金沢城本丸の南東に位置し、24mの高石垣上に築かれた高さ14mの辰巳櫓は、1759年の大火後は再建されておらず、今回、財団法人北國総合研究所の委託で模型の製作が進められていたものです。
4年 河形信和さんは、図面のデータづくりを担当。現存する平面図をもとにコンピュータで立体図を書き起こしていくのですが、資料が残っていない部分は、同時期の建造物から推測するなどかなり大変だったようです。
それでも、辰巳櫓復元への大きな弾みと期待される立体模型の製作は、学生時代の貴重な経験のひとつになったと嬉しさをにじませます。
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