第326回(2/25放送)
情報工学科4年 村松 俊臣さん
「KIT Cooperative Education」。これは、大学院進学予定者が連携企業で実際の業務に参画し、大学院での研究テーマを見つけるプログラムです。 昨年、情報工学科の村松俊臣さんはこのプログラムに参加。4ヶ月間にわたり金沢市内にあるIT関連企業で、医療用の画像ファイリングシステムをテーマにした研究開発に取り組みました。 最初は慣れない環境にとても疲れたという村松さんですが、プロの技術者を間近に見ながらの実務は、自分自身の実力を知り、意識をかえる貴重な経験になったといいます。
2月25日の放送は、この経験をいかして医工連携の研究を続けていきたいと話す村松さんを、彼を見守ってきた大先輩のあたたかいエールとともにご紹介します。
第325回(2/18放送)
大学院 バイオ・化学専攻博士前期課程2年 荒引 啓太さん
大学院2年 荒引 啓太さん。彼は学部卒業後、一度は社会人としてスタートを切りました。しかし生分解性プラスチックの研究をもっと突き詰めたいという強い思いが、彼に大学院進学を決意させました。この2年間、荒引さんが大学院で研究してきたのは、植物がもつ紫外線吸収物質を利用した環境にやさしい生分解性プラスチックの開発です。 土にかえるといわれる生分解性プラスチックですが、紫外線によって劣化するという性質を補うため、現在は、環境への影響が懸念される合成物質が含まれる吸収剤を使用しているとのこと。荒引さんはさまざまな植物を材料に実験を繰り返し、最も効果が期待できるある植物にたどりついたのです。
2月18日の放送は、大学院で充実した研究生活を送り、春からは富山の医薬品メーカーで新たな一歩を踏み出す荒引さんをご紹介します。
第324回(2/11放送)
大学院 建築学専攻 博士前期課程2年 川上 健太朗さん
金沢城辰巳櫓。焼失から250年の時を経て、最先端の3Dプリンターなどを駆使した、20分の1の精巧な模型としてよみがえりました。これは、財団法人北國総合研究所の委託で、金沢工業大学建築系の2つの研究室の学生たちが2年がかりで製作をすすめていたものです。 チームリーダーをつとめた大学院2年 川上健太朗さん。彼が仲間と担当した高石垣の部分は、現存する高石垣の写真などを参考に往時の想像図を作成し、石垣一つ一つを手彫りで再現するという大変な作業でした。完成した作品を前に川上さんは、金沢の歴史的なプロジェクトに関わることができ貴重な経験だったと振り返ります。
2月11日の放送は、高さおよそ2メートル、学生たちの渾身の力作とともに、お客が喜ぶ住宅をつくりたいとの強い思いで、春から地元北海道で社会人としてスタートをきる川上さんをご紹介します。
第323回(2/4放送)
大学院 環境土木工学専攻博士前期課程2年 瀬戸 雅士さん
大学院2年 瀬戸 雅士さん。念願だった清水建設に就職が決まり、現在は学びの集大成として、公共事業の効率化を考える中村研究室で、大気汚染や温暖化など環境への影響を考慮した道路事業の新たな評価法に関する研究に取り組んでいます。 一方、学部時代から水泳部に所属し、水球部門で4年連続インカレ出場を果たしました。 まさに文武両道を行く学生ですが、目標に向かって仲間と全力で取り組む姿勢や集中力、また、子供たちの指導など水球を通して学んだ数々のことが、学業や将来の道にも大きな影響を与えたと振り返ります。
2月4日の放送は、後世に残る役立つものをつくりたいと夢を話す瀬戸雅士さんを、水中の格闘技、華麗なる水球シーンとともにご紹介します。