第433回
(3/29放送)
航空システム工学科 4年 村居 健司さん
飛行機という巨大な機械に興味をもち、愛知県から進学した村居健司さん。入学後すぐに参加した夢考房人力飛行機プロジェクトで、一からものづくりを学んでいきました。その年の夏、仲間たちと作り上げた機体が琵琶湖の空を飛んだ感動は、彼のこれからの道を決定づける大きなカギとなりました。念願かなって、富士重工業では航空機の開発や生産に関わる部門で社会人としてスタートを切る村居さん。 |
飛行機という巨大な機械に興味をもち、愛知県から進学した村居健司さん。入学後すぐに参加した夢考房人力飛行機プロジェクトで、一からものづくりを学んでいきました。その年の夏、仲間たちと作り上げた機体が琵琶湖の空を飛んだ感動は、彼のこれからの道を決定づける大きなカギとなりました。念願かなって、富士重工業では航空機の開発や生産に関わる部門で社会人としてスタートを切る村居さん。 |
中学生の頃、携帯電話がきっかけで通信に興味をもったという佐圓恒啓さん。大学で情報通信分野を勉強したいとKITに進学しました。より深い知識と技術を学ぶべく進んだ大学院では、伊東研究室で、電波を電力として使用可能にする回路の研究に取り組みました。これはソーラーパワーサテライト(人工衛星を使った太陽光発電)や電気自動車などへの電力供給に用いる技術で、未来を拓く無線電力伝送の研究です。 まもなくTDKで社会人としての第一歩を踏み出す佐圓さん。 |
人工関節など医療製品のカスタムメイド化が求められている現在、生体適合材料として大きく注目されているタンタル。しかし、その特性から切削加工が大変難しく、使用工具の寿命が非常に短いことが、人工関節などの医療用部品への適用を困難にしています。 この問題解決に取り組んだ酒井一樹さんは、タンタルの切削加工特性をさまざまな工具を用いて明らかにしながら最適な工具を検討してきました。そして昨年末、大きな成果をだしたのです。 |
この春、三菱電機に就職する金丸 稔さん。ロボットについて学びたいと愛知県から進学し、河合研究室で知識を深めてきました。 大学院進学後には、KITの派遣留学プログラムを利用して、海外提携校の米国イリノイ大学に留学。その滞在中にアリゾナで開かれた学会で発表するという貴重な経験を積みました。渡米前、寝る間を惜しんで語学力の向上やネットワーク型監視システムの新たな研究に没頭した日々は、自分に克つことができたかけがえのない時間だったと振り返ります。 |
4年間のKIT生活を終え、IHIの航空宇宙事業本部で社会人としてスタートを切る竹村良英さん。第2のホームタウンをつくりたいと秋田県から進学。あっという間だったが、研究や学外活動など充実した日々を送ることができたと話します。卒業研究として仲間と取り組んでいたのは、環境に優しくて高効率なジェットエンジンについて。車などに使われている技術を飛行機にも活用できないかと方法を探りました。 |