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久し振りに家族の絆を実感できる番組を見た。子どもたちから見る家族の醸し出す雰囲気と体温が直に伝わってきた。飾らない生身の人間像がそこにあった。全ての作品が賞賛に値するので、結果的に優劣をつけるべきでなかったというのが正直な感想だ。
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こんなにも心が満たされて、ほのぼのとした番組は久しくなかった。大きな感動も味わった。大人でもプロでも作り得ない素朴さが素晴らしい。大林監督に「もうアドバイスするのは止めました」と言わしめた子どもたちの実力は凄いな!カメラを通じて、自分たちの家族を見るという企画に参加した子どもたちの積極さにも脱帽だ。是非、続編を作って欲しい。
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最優秀になった飛生君の作品の中で、母親のキャロラインさんが大きな窯の前で薪割りしながら母国語で語るシーンは印象深かった。日本語の達者な事にも驚いたが、異国の地で母国語を維持するのは難しいと聞いている。子どもは親の背中を見て育つということをこの番組は改めて教えてくれた。 |
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35周年記念番組に相応しい企画だ。子どもが大人を見つめるという発想が良い。運動会だ、他ナンダカンダと子どもを写す親たちで満艦飾の風景に慣らされた日常だが、先ず、この企画に参加した子どもたちが自然体だったことに感心した。最近は児童虐待、親族殺人と、殺伐そのものだが、それは間違いなんだよと訴える内容に共感した。大林監督の起用も大当たりだ。子どもたちに掛けるソフトな口調”みんな家族が大好きなんだね””凄いねえ、作品が君を作っていくんだね”という言葉や声のトーン、相槌など、いずれを取っても、監督の温かい人柄が溢れていて、見ている方も嬉しくなる。チャンスがあれば続編を見たい!
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庶民史としての価値も認めたい。テレビの真骨頂を見た気がする。みんな面白かった。99歳のおばあちゃんに”まだまだや”発言、たった3枚の写真で母を語る息子など、涙腺が緩みっぱなしだった。 |
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もう少し強いメッセージ性が番組全体から発せられていれば満点?だったように思う。淡々とした流れに終始したことがそう思わせたのかもしれないが‥。しかし、よく纏まっていた。
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