石川テレビ

 

第525回石川テレビ放送番組審議会 令和5年6月13日(火)

   ※会議室での出席とMicrosoft Teamsを利用したWebでの出席を併用して開催

【出席委員】

委 員 長 岡 能久  
副委員長 前田 昌彦 毎田 健治
委   員 谷内江 潤子 岩木 弘勝
北 篤司 松田 若子
宮下 智裕 谷口 陽子
北尾 美帆

以上10名

1、審議番組(合評)

「夫婦食堂」
  令和5年5月27日(土)午前10時25分〜午前11時20分 放送

全編を通してお父さんのことが好きだということが伝わってきた。リモート面会で自分とお父さんが同じ画面に入って写真を撮るシーンに愛情を感じた。楽しそうにオンライン面会していること、夫婦が幸せであることが周りの方も幸せにさせているなと感じた。心が暖かくなるような作りになっていた。
単に頑張っているお母さんじゃない人間像を丹念な取材で拾ってあり素晴らしい番組だった。お父さんのことばかり考えていると自分が病気になるという言葉は取材では中々言わない、気持ちの機微を上手く捉えていた。SNSを上手く使いコミュニケーションを取っていたのは今の時代を反映していた。コロナ禍で家族の絆をどう深めていくのかという点で時代の記録にもなっていた。
タイトルのめおと食堂は夫婦でやっている食堂だと思ったが、主人の病気が分かってから食堂を始めたのには本当に驚いた。丁寧な取材で解説がなくても心のうちが伝わってきた。取材者と奥さんの関わり方が番組の優しい雰囲気を作り出していた。ナレーションから純子さんの温かさがそのまま伝わってきた。自分の生き方や家族との関わり方を考えさせられた。
夫婦の絆が食堂を支えているという点でこのタイトルはうってつけだ。気持ちを表わすときの語り口が自然に捉えられていて良かった。この番組で多系統萎縮症という病気を初めて知った。妻を同じ病気で亡くした夫のシーンは難病に対する中途半端な印象を与えてしまうのではないか。
番組を見て人生は明るく前向きにじゃないといけないと思った。主人公の奥さんの思いを汲み取った良いタイトルだった。加藤さんの寂しがるようなシーンはなかったのか。もう一人の妻を亡くした夫のシーンは付け足し感がぬぐえなかった。取材者と加藤さんの信頼関係が見えて良かった。
自分が寝たきりの難病に罹ったらパートナーから思い続けてもらえるのかという重いテーマだった。重いテーマを分かり易く丁寧に伝えていて良かった。難病の夫を支える純子さんの非常な強さを感じた。妻を亡くした夫の話題を取り上げたことで加藤さん夫婦の絆の深さを感じさせるのに効果的だった。このシーンを入れた意図を教えてほしい。
時間を忘れて一気に見た番組だった。余韻が残り私自身の生き方を考えさせられた。自殺や安楽死の問題も頭をよぎった番組だった。夫を想う愛情の強さが生きる強さにもなっていると思わされた。もう一組の木村さん夫婦の姿が純子さんの強さを際立たせるように受け取られると残念だ。この夫婦を取上げた理由を教えて欲しい。
自分にとって身に迫る思いで見た。時系列で描かれておらず誤解を生むところもあった。元気でいることの有難さを思った。純子さんのトーンとナレーションのトーンが混濁して聞こえることがあった。時間を感じさせない強い頑張りを見た良い番組だった。
純子さんの底抜けの明るさに驚かされた番組だった。店の運営が本当にストレス解消になるのか考えさせられた。お父さんの長靴を履いている姿に愛情の深さを感じさせた。温かみのあるナレーションが良かった。暗くなりがちな状況を彼女の底抜けな明るさでほっとさせられた番組だった。


2、訂正・取り消し放送について

事務局より令和5年5月1日〜5月31日までの自社制作番組放送の中で、上記に該当した番組はなかった旨、報告した。


3、番組に関する問い合わせ、苦情など
令和5年5月1日〜5月31日
までに編成部に寄せられた意見

 ▽令和5年5月お問い合わせ
電話 21件
メール 34件
はがき・その他 0通

「マンスリーNote」放送 令和5年6月25日(日) 午前11時45分〜11時50分(字幕放送)
            再放送 令和5年6月26日(月) 深夜2時11分〜2時15分(字幕放送)

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