地震から約4カ月でようやく一時帰宅…輪島・舳倉島に島民が戻る

04/27(土) 15:42

能登半島地震による津波で大きな被害を受けた輪島市舳倉島（へくらじま）の島民が、地震発生以降初めて一時帰宅を果たしました。

輪島市の沖合約50キロにある舳倉島は、能登半島地震による津波で大きな被害を受けました。しかし、輪島港の海底隆起などで船が出せず、ほとんどの島民が地震発生以降島に帰れない状態が続いていました。

その後、輪島港に仮設の桟橋が設けられるなどしたため27日朝、船が出されることになり、島民など約50人が6隻の漁船で出港しました。

稲垣アナウンサー：
「船が舳倉島に到着しました。地震から4カ月、ようやく戻れた島です」

島に足を踏み入れた島民は変わり果てた自宅に一時帰宅し、片付けなどの作業を行いました。

舳倉島に実家がある東野竹夫さん：
「お終い、全滅やわこれ。悔しいな」

島民は今後も定期的に舳倉島に渡り、港の清掃活動などを行う予定です。