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「細い木材の切断訓練はしていたが…」能登豪雨で発災当日から救助活動等 小松市消防本部の隊員が活動報告

9月の能登豪雨で発災当日から救助活動などに当たった消防隊員。当時の活動内容や反省点などを共有するため、小松市消防本部で活動報告会が開かれました。

活動報告会は小松市消防本部で行われ、隊員およそ30人が参加しました。今回の豪雨災害では、小松市消防本部から、総勢70人が19日間、現場で活動に当たりました。この中で、発災初日から現場で活動した隊員は、「日頃からチェーンソーを使って細い木材を切断する訓練はしていたが現場では直径1メートルを超える木材があり、対応が後手に回った」「指揮系統を一本化できず現場での活動に混乱が生じた」など、様々な反省点を報告しました。また、女性隊員からは活動中のトイレや宿泊時について報告されました。

特別救助隊 林萌子隊員:
「珠州消防署では、女子トイレと女性更衣室があったのでストレスを感じることなく過ごすことができました。小松消防が受け入れ側となる場合には女性スペースの確保も考慮しなければならない。男女の壁で派遣されないのは非常に残念なことだと思います。消防活動は、チームワークだと思うので互いにおもいやり、配慮することで女性職員の活躍の場も広がると感じました」

小松市消防本部では隊員から出された経験談や課題などを全職員で共有し、次の災害への備えに繋げていきたいとしています。

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